ワクチンの普及に伴い、COVID-19による閉塞感は徐々に緩和されている印象を受けます。
ちょうど1年前の今頃は、営業することも許されないビジネスが段階的に増え続け、沢山の仕事の場が奪われていく状況に、言い知れない絶望感を感じました。
個人やご家族の皆様をはじめ、特に 法人のお客様に与えた影響は甚大で、政府の支援プログラムを持ってしても、存続を断念される事例も少なくありませんでした。
勤務先の閉鎖や、解雇などに伴い、以前に加入された積み立てプランの解約依頼も沢山承りました。
そんな苦難の中でも、いざという時に「換金出来るプラン」を持っていて良かった、とおっしゃって下さったお客様の声が胸に染みたことを覚えています。
特に、年金プラン (※IRAなど)や、積立型の生命保険は、所有される不動産と同じく、ご自身の資産の一部となりますので、“換金出来る効力”があります。
ファイナンシャルに関するご相談時、常にアドバイスさせていただくことは、「所有される資産が時間と共に成長する点を重視する」ことです。
我々が費やす「時間」「労力」「お金」に対する英語の動詞に着目すると、「Spend (費やす)」と、「Waste (浪費する)」ですよね。
つまり、建設的な意味で、「Spend」の目的となる「時間」「労力」「お金」の対象は、年月と共に価値が高まるほど、より良い資産となるはずです。
経年劣化という言葉はよく耳にすると思います。 年月と共に、その価値が劣化していくものを意味します。
その逆の言葉は、造語である可能性が高いですが、経年優化と言えるそうです。 つまり、年月と共に、その価値が良くなっていくという意味であると解釈します。
年月と共に経年優化する資産をいくつか挙げますと、「年金プラン」「積立型の生命保険」「不動産」などが対象になると思います。
※ここで挙げる年金プランや、生命保険は、Index運用、または、保険料の支払い期間が20年以下といった短く設定されたプランに限定されます。
※ここで挙げる不動産とは、主に少子化では無い国家を対象としています。
「不動産は、所有する方が得か、損か?」という議論は、私が物心ついた頃から論じられてきた議題です。
この点と何年も真剣に向き合ってきた私の結論は、”人口が緩やかに伸びていく仕組み作りに成功した国家の場合、不動産価値は上がり続ける”です。
国家の人口は、緩やかに増え続ける仕組みこそが理想で、急増しても、急減してもダメなのです。
病気になった際に、モルヒネで急激な刺激を与えるよりも、本来の回復力を助長させるような緩やかな治癒を行うことが、本当の完治に向かうことと同じです。
アメリカは常に多くの問題を抱えていますが、世界全体を見渡す視野で捉えますと、アメリカでの資産形成には「まだまだ優良な選択肢が沢山存在」しています。
特に、移民として一代で資産を築いていく必要がある方の場合、下記の点と真摯に向き合う必要があると思っています。
→ 資産形成は、年月と共に目減りしていく対象では無く、年月と共に価値が高まる対象に「時間・労力・お金」を費やす必要がある。
植物園で咲き誇る花々は当然美しいですが、アスファルトの割れ目に咲く花にも、特別に目を引く美しさがあるものです。
毎日の生活を大切に、心の中に美しい花を咲かせられるよう、この歪な世の中をたくましく生き抜いていきましょう!
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