お子様が生まれ、新しい生活に、不安と期待が入り混じる思いの中、頑張っておられる親御様は沢山おられると思います。
日本とは異なり、一般家庭の場合でアメリカでお子様を出産される場合、日本の市町村では一般的な「出産育児一時金」や、「出産手当金」、その他、公的な補助金は得られません。
(※例外的に、低所得者プログラム(*Medi-Cal / Healthy Family)などで出産をされる方は、出産にかかる費用は公的な医療保険がカバーしてくれる例もございます。)
同時に、お子様が生まれたと同時に考えるべき重要な未来計画のひとつに、「学資積立」がございます。
主に、お子様が18歳前後になって入学される大学や、各種専門学校などに向けた学資を積立てるためる為のプランを意味します。
IRS (*Internal Revenue Service / 税務署)が認める代表的な学資積立のプランの一つに「529 Plan」がございます。
この529 Planは、投資商品となりますが、主たる目的として「お子様の学資を積立てる名目」で始めるプランとなります。
このPlanに投資された中で得られる利息に関して、将来、お子様の学資積立 (※大学や専門学校などの入学金、書籍にかかる費用、2009年以降からはComputer代も含む)に利用が可能です。
これら認められた学資積立としての名目を満たす目的に、529 Planの積立金を利用する場合は、所得税などが免除されるといったメリットがございます。
同時に、デメリットとしてご留意いただきたい点は、下記の通りです。
学資積立以外の目的での引き出しに関しては、利息に対して所得税がかかる他、購入されたプランに定められたPenaltyも別途かかるリスクがございます。
※この529 Planの商品の多くは、主にMutual Fundや、Stockなどで運用がなされているプランが多く、15年~20年といった期間で確実に投資額以上になるといった保証はございません。
我々が、すでに購入されたという学資積立のプラン事例の見直しを依頼される事もよくあります。
全ての商品がそうだと断定する訳ではありませんが、「15年間投資されてきたのに、利息は2,000ドルしか得られていない・・・」といった事例も実は沢山存在します。
単純計算で申し上げますと、『15年間で2,000ドルの利益』という事は、1年間で得られた利益は税引き前でたった「133.33ドル」。
つまり、毎月「11.11ドル」の利益だったと言えます。
何が言いたいかと言いますと、それだったら「毎月11.11ドル以上、貯金した方がマシ」という結論に至ります。
お子様が生まれた時点で、赤ん坊が生まれた18年後には、確実にお子様は18歳になります。
つまり、逆算して、「お子様のお金のかかり時」までの年数と、その期間内に投資されるプランをいくつか抜粋し、ご予算や目的に適ったプランを探す必要があります。
全ての投資商品には、不確定要素を伴う内容が含まれます。 (※リスクの要因)
同時に、投資をする本来の意味とは、「目的に適ったリターンを得る」為だと言えます。
「投資なくして、リターン無し。」
絶対に損をするものならば、人は不動産を購入しないはずです。
同じく、絶対に損をするものならば、人は保険商品も購入しないはずです。
『何故に、有識者の多くは、不動産や保険商品を所有するのでしょう?』
それは、「不確実な要素」(※リスク) と、得られる可能性 (※リターン)の両面を比較した上でも、購入する価値があるといった決断に至っているからです。
時に、私はご相談をされるお客様に誤解を与えてしまう提言を、お客様に提案することがあります。
それは、「世に存在するプランが必ず正しいものでは無い」と、いつも疑う目を忘れないようにしているからです。
つまり、色々な選択肢を、購入する時点の想定値と、実績値とを照らし合わせてから、冷静に判断をするように心がけております。
私は保険や、各種年金プランといった保険商品を販売することしか出来ませんが、お客様との話し合いの中で、自分が販売出来ない種類のプランが適正だと思う場合・・・。
その時は、迷わず、保険商品以外のプランへ進むべきだと、理論的にご説明をするようにしております。
例えば、住宅購入や、ビジネスへの投資など、状況に応じまして、お客様に最適だと思える案を、損得勘定抜きでご案内させてもらっています。
結局のところ、ご相談されるお客様にとって「価値ある選択」を選ぶことが最良の結果であると考えているからです。
ですので、E-mailや、お電話だけでのご相談は、全てお断りさせていただいております。
「ただ、きちんと対応をしたい・・・。」
とことん向き合いたいが為に、「学資積立や、各種老後に向けた積立てプランに関しましては、お顔が見える状況で面と向かってご相談に乗りたい」と考えております。
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