地球上で最も優れた経済
FRBによるアメリカの金融政策は、9月に実施されたFOMC( 連邦公開市場委員会)で、長く続いた利上げから0. 50の大胆な「利下げ」が決定しました。
経済指数を見る限り、 深刻なインフレは徐々に緩和の兆しを見せ始めており、 リセッション (※景気後退)を避けるべく、政府は最善策を打ち立てています。
今年の11月には大統領選挙がありますので、 勝利する大統領が掲げる政策によって、 アメリカの未来がどう動いていくか?、 今の時点では本当に分かりません。
冷静に見る限り、 世界経済に最も多大な影響を与えるアメリカのFRBの動きは、 他国と比較すると、 緻密なデータを元に着実に行動を実施していると思います。
国家の反映とは、 一人一人が頑張って何とかなるものでは無いと考えています。
それも大切ですが、 核となる政府の機関がきちんと問題解決に向けて機能することが最 も大切だと思うのです。
現時点においては、 アメリカのFRBがもたらす経済への影響力は、 世界一であると思います。
あえて誇張気味な表現を用いますと、「地球で最良の決断」 が出来る政府機関がもたらす結果が、 私達が暮らすアメリカ経済の行方を決めてくれている訳です 。
その政策をもってしてもうまくいかない場合は、 素直にその悪い結果を受け止めて、改善していくしかない訳です。
信じられる政府が無い環境で頑張ることほど、 虚しいことは無いと思うので、その点において、 私はアメリカで生活が出来ていることを誇りに思っています。
豊かさが行きつく先
私が20年間も保険業界に身を置いて、日々、 人生の生業として向き合うことが出来ているか? をお伝えしますと、自分なりの「やりがい」があるからです。
外国人としてアメリカに渡米し、 労働ビザを取得できるまで学生として働けない期間が長くありまし た。
渡米した当時24歳で、基本的な学業は日本で終了していました。 学生ビザで渡米したものの、 1日も早く働きたいと思っていました。
合法的に働いてお金を稼ぐ為には、労働ビザを取得するか、 グリーンカード(※永住権)を取得する必要がありました。
学生ビザが有効な内は、働きたい気持ちを抑えて学校へ通い、 随分と遠回りをしましたが、 何とか永住権を取得することが出来ました。
一般的に、若い時ほど身の丈を超えた何者かを目指したり、 買えないような代物が欲しくなったりするのでは無いでしょうか?
私が保険業界で働くことを決意した29歳の頃、 経済的にとても困窮した状況で、「お金」を始め、 自分の未来に大きな不安を感じていました。
不安に感じていた理由は、「 結局は自分が人や社会に貢献しない限り、 誰も自分を助けてくれないという事実を理解していた」 からだと思います。
真剣に考えた結果、「経済的に弱い立場の人」や、「 健康面に不安を抱えている人」に対して、 具体的に手を差し伸べられる仕事がしたいと強く思ったのです。
創業当時、私が勝手に掲げた人生の命題は、「 物心両面における豊かさ」を実現し、 その価値を広めることでした。
精神的な豊かさを得る為には、 それなりの苦労を乗り越える経験を積む必要があり、 心の痛みを知ることで、 他者への深い思いやりが芽生えると感じました。
弱者救済、社会貢献など、崇高な言葉を実践する為には、やはり、 お金 (=経済的な力) は必要不可欠です。
健常に生まれた以上、 自分達の親や先祖もそうしてこられたように、苦難はあっても、 歯を食いしばって労働に向き合うことが大切だと信じて生きてきま した。
今の時代、「いかに早く、効率よく、 楽をして経済的な自由を得るか」が、 以前よりも声高に叫ばれるようになりました。 果たして、本当にそうでしょうか?
大切なお金の置き場所
どんな人も、保有しているお金は、「 自分が一番良いと思える場所」に置いておくべきだと思います。
一見、 当たり前のことを話しているように聞こえるかも知れませんが、 何も考えずに「銀行口座」へ資金を置いておくことが、 本当に一番良い決断なのでしょうか?
私が社会人になりたての頃に、 ある経営者の方から聞いたお言葉は、 自分が信じてきたお金の価値観を打ち砕きました。
それは、「貧しい考えの親の言葉を聞いて育った子供は、大抵、 貧乏になる道を歩む」。
逆に、「裕福な親の言葉を聞いて育った子供は、大抵、 裕福になる道を歩む」でした。
もちろん、例外も沢山あるとは思いますが、その言葉の意図と、 原因があって結果があるように「因果関係はある」と、 感じざるを得ませんでした。
例えば、FRBが2022年3月に利上げを始めたことで、 金利の高い金融商品 (※Savings Account、MMFや、固定金利の年金プランなど) が沢山生まれていきました。
今後、「継続的な利下げ」が実施されていく現在、 こういった高利回りの商品に適用される金利は、 必然的に下がっていくと思われます。
つまり、その時々に応じて、お金の置き場所は、 しっかりアンテナを張って (※リサーチをする)、柔軟に変化へ対応することが必要だと思います。
十分なリサーチをせずに、変化に対応しない人は、 変化に対応していく人に置いていかれます。 その差は、時間と共に、どんどん広がっていくのです。
最良の選択はたくさん存在しているもので、 頑固な考えや思い込みに固執せず、 常に新しい情報を取り入れて決めることが大切です。
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