個人やご家族で加入出来る医療保険は、万が一のお怪我や病気の際に助けとなりますので、是非とも加入をご検討下さい。特にアメリカで受けられる医療サービスは、日本とは比較にならない程に割高であります。健康で滅多に医師にかかる事が無いという方に、無保険の方も多くおられるようです。しかし、普段元気でおられる方が、いざ医師の御世話にならざるを得ない状況とは、緊急の事態であったり、手術や入院などを強いられる場合が想定されます。
「そうなったら日本に帰るから大丈夫だ」とおっしゃられる方もおられるかも知れませんが、大事の場合、現地の医療サービスを受けて応急処置を受ける必要がある他、緊急を要する場合は、日本に帰ることも出来ないといった状況も想定出来ます。実際に、医療保険の加入をサポートさせていただく仕事をしておりますと、「すでに具合が悪くなっており、その検査目的で医療保険に加入したい」という方や、「妊娠をしている可能性が高いのですが、実費だと高いと聞いたので医療保険に加入したい」という方は少なくありません。
個人やご家族向けの医療保険への加入申請が認められる為には、申請時のご自身の健康状態を保険会社に正直に開示する必要がございます。仮に、空手の練習中にアキレス腱が切れてしまい、その治療目的で医療保険に加入したい・・・といった場合、残念ながらお怪我の件が完治されて数ヶ月が経過しなければ、正規の医療保険の申請は認められません。また、妊娠されている状況で、出産時の費用をカバーしてくれる医療保険もございません。
「そんな不公平な!」とお感じになるかも知れませんが、医療費が高額なアメリカにおいては、特に万が一の医療サービスにかかる費用が請求された場合、各保険会社は膨大な医療費を、加入者の替わりに支払ってくれる存在です。仮に、お怪我や病気が発覚する前に加入しておけば、将来、万が一に大きな医療費が怪我や病気により請求された場合でも、保険会社は契約にあるプラン内容に則り、ある一定額以上の医療費は全額負担をしてくれます。
本当に困った際には、加入しておいて良かったと心から思えるものが、医療保険です。大急ぎで申請をされても、今現在のルールでは、多くの保険会社は加入申請書を提出された翌日から数えて15日後からのご利用が認めるといった内容です。今日申請し、明日から使えるといったプランは、Short Term Health Plan (*最低30日間、最長180日間加入が出来るプラン)がございますが、半年以上の中、長期滞在者や、永住組みの方は、15日前に申請出来る正規の医療保険への加入が最適です。