**今回は、カリフォルニア州における個人やご家族でお申込みになる医療保険の申請手続きに関してのトピックです。
現地で生活をされる方で、お勤め先や学校などで加入することが出来る医療保険(*Group Health Plan)をお持ちで無い場合は、個人・ご家族向けの医療保険(*Individual/Family Health Plan)に加入されることをお勧めします。日本などで購入された海外旅行者保険(*Oversea Travel Insurance)を継続されている方も多いようですが、万が一、怪我や入院、通院をアメリカでする必要がある場合、問題が出てくる可能性がございます。例えば、旅行者向けの保険で現地アメリカの医療サービスを受け続けていると、ある日突然、海外旅行者保険の会社より、プランを解約するように求められるリスクが伴います。
本来、海外旅行者保険とは海外での旅行の際、予期せぬ怪我や病気に対応した保険となります。よって、アメリカ永住者はもちろん、1年以上に渡ってアメリカで生活を考えておられる方は、現地の医療保険に加入されることをお勧めします。しかし、渡米してすぐに加入出来る訳ではございません。アメリカに滞在して最低でも、3ヶ月経過していることが条件となります。よって、渡米する前に3か月分の海外旅行者保険に加入しておき、3ヶ月の間に現地の医療保険に切り替えることで、無保険の期間を作らないという方法が理想的です。
個人やご家族向けの医療保険では、過去の通院履歴、お薬の処方された履歴や、加入時における健康状況が細かく調べられ、希望するプランへの加入か否かの審査がなされます。審査と言いましても、どこかのクリニックや病院に行く必要がある訳では無く(※しかし稀に、通院履歴の無い方には、実際に健康診断を受けるように促される場合も有ります)、申請用紙に過去の通院履歴や、薬、健康状態に関する質問に答えることで、保険会社が記入されたデータを元に医療情報を管理する団体や、クリニックなどに問合せて審査がなされます。
申請書を提出する場合、一つでも記入すべき項目が抜けていたりすると、1週間~2週間ほどで完了する手続きも、更に1週間、2週間と審査に時間を要してしまいます。医療保険を取扱う保険エージェントさんは、それら申請書に関する確認事項と、保険会社が求めてくる細かい情報を熟知していますので、実際にプランを決めるまでの過程も含め、申請手続きに関しても保険エージェントさんに委託することをお勧めします。
医療保険の加入手続きに関して、エージェントを通じて加入されても、一切保険料は変わりません。お支払い方法(※銀行口座やクレジットカードからの引落しなど)の変更や、将来、プランを見直したい際なども、保険エージェントに相談することで、常にお客様のご予算やニーズに合致したプランとお付き合いすることが出来ます。