景気はソフトランディングか?
いよいよ、今年は大統領選挙の年となります。
1月から2月にかけての株式相場は、 結果的に物凄い好調な滑り出しでした。
1月、2月の相場が好調の場合、 年間を通じても好調なPerformanceが期待出来るとい った「アノマリー (※過去の経験則)」があります。
加えて、そういった年が大統領選挙の年である場合、 経済動向は上向く可能性が更に高まるようです。
あくまで過去のアノマリーですので、実際どうなるか? は、誰にも分りません。
しかし、こういったデータは、今を生きる我々の心理面を下支えしてくれる頼もしい内容ですね。
3月20日に開かれた FOMC (米連邦公開市場委員会)では、 パウエル議長が年内に3回の利下げシナリオに言及し、 一時的に株価が高騰しました。
インフレの度合いを計る指数のCPI (消費者物価指数)と、小売業の売上などは、 若干増加傾向にある点は心配です。 ※個人的には、平均時給にも着目していおり、ここが中々下がらない点は懸念しています。
定期的に発表されるデータ上では、着実にインフレが収束傾向にありますので、政策がうまく機能している証拠になり得ます。
「利下げのタイミングが近づいている点」と、「 11月の大統領選挙に向けた期待感」から、 景気はソフトランディングに向かい、 緩やかに回復していく可能性が高まっていると感じています。
バフェットの金言
生まれながらにお金に困らない状況で無い限り、私を含むほとんどの方は、 お仕事を通じた収入を元に貯蓄プランを考える必要があります。
私自身、社会に出たばかりの頃は、「いかに早く資産を築くか、 効率よく稼いでいくか」といった事ばかりを意識していた気が します。
社会人となり現在に至るまでの20年以上の人生を振り返ってみると、早く多く稼ぐ事よりも、続けられるペースでコツコツ継続することが大切であることに気づかされます。
投資の神様と呼ばれる「ウォーレン・バフェット」氏の言葉に、「 私がお金持ちになれたのは、 ゆっくりでも着実に資産を築く道を選んだから」があります。
宝くじやギャンブルに興じる多くの人は、 常にお金に困っている印象があります。
すぐにお金を得て欲求を満たそうとしても、うまくいかないことを表しています。
バフェット氏は、 大衆が急いでお金持ちを目指す心理をよく理解しており、 常に資産形成に対しては、退屈でも王道を選び、 継続する大切さを説いています。
節税を最優先する
働いて収入が得られる=(イコール)、 その収入には必ずIncome Tax (所得税)が課されます。
資本主義の環境で生きる限り、このルールから逃れらることは出来ません。
ここはあえて逆転の発想でお金と向き合うべきなのです。
つまり、「所得税を合法的に控除 & 節税が可能となるプラン」に目を向けてみましょう。
職業柄、私はこれから貯蓄プランを始める方から、 すでにまとまった収入や財産がある方まで、 様々な状況の方と触れ合う機会が多いです。
そこで気づいた1つの法則は、 まとまった財産形成に成功しておられる方ほど、「 所得税が控除となる節税対策や貯蓄プランを組んでいる」 という点です。
逆に、うまくいっておられない方ほど、 タックスリターン時にいくら戻って来るか? ばかりに意識がいっていて、具体的節税・ 貯蓄プランを組んでいません。
性格を変えることは中々難しい問題ですが、 お金と向き合う習慣を変えることは、 正しいルールさえ理解すれば、 どなた様でも対応することが可能です。
老後に向けた貯蓄プランに成功する人よりも、 常に不安を感じる人の方が多い理由は、「正しいルールを理解し、 コツコツ実行する人が少ない」からです。
お金を貯める習慣作り
もしも、職場でリタイアメントプラン(※401kや、 Simple IRAなど)のベネフィットがある場合は、 参加の是非が選択出来る場合でも、参加することをお勧めします。
仮に、職場にリタイアメントプランが無い場合は、 個人やご夫婦名義で「Traditional IRA」、または、「Roth IRA」の口座が可能です。
「Traditional IRA (所得税を控除出来る個人年金口座」
Traditional IRAへ拠出することで、 所得税の控除が可能となる点がメリットとなります。
Traditional IRAへ拠出される金額に関しては、EA (※税理士)や、CPA (※会計士)を通じて確認をしてもらう方法が確実ですので、 自分で計算するよりもお勧めです。
「Roth IRA (所得税は控除出来ないが、 将来得た金利は非課税となる個人年金口座」
Roth IRAは、将来、 利息が得られた場合でも、 増えた利息分に対して所得税がかからないメリットがあります。
その分、Roth IRAに積み立てる資金は、所得税の控除対象とはなりません。
※Traditional IRA・Roth IRAのどちらも、59歳と半年までの引き出しを行った場合、 10%のペナルティがかかります。
タックスリターンの締め切り日は、毎年「4月15日」 となります。
前年度のタックスリターンを行う時期までに、「 毎月決めた金額を積み立てる習慣」を作りましょう。
2024年度は、Traditional IRA、Roth IRAのどちらも、お一人あたり「7,000ドル (50歳以下)」までの資金を積み立てる事が可能です。 (※50歳以上は、8,000ドルまで。)
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