2001年の911のテロから2008年に起きたリーマンショックまで、アメリカ経済は負の連鎖を繰り返し、ずっと停滞をしてきました。
特に、リーマンショック以降、住宅ローンなどの借り入れ審査基準や、各種クレジットカードの査定などが、如実に厳しくなりました。
寛大というより、いい加減だったアメリカの金融機関も、バブル崩壊を教訓に、査定基準の見直しなどを経て、借りてはいけない人には貸さないルールに改正されてきたように思えます。
FRB (*アメリカ連邦準備制度理事会)の元議長であったバーナンキ氏の「緩やかなインフレ政策」により、市場に大量のマネーを供給された影響が、この5、6年で表れてきた感があります。
金融緩和政策がもたらした明確な実績として、「雇用回復」と、FRBが発表した「バランスシートが1兆ドル以下から、4.5倍ほど膨らませた点」などが挙げられます。
911のテロからバブル崩壊までの負の連鎖が続いた10年ほどの間、アメリカは外国人の雇用枠を大幅に減縮し、労働ビザの発給数を減縮させました。
しかし、移民専門の弁護士によれば、労働ビザの発給数や、グリーンカード(*永住権)などの発給に関する流れは、停滞していた数年前と比べて、飛躍的に改善されたそうです。
全米の不動産市場も、かつての活況期までとは言わなくとも、マーケット自体は確実に需要が増しています。
911のテロが起こった2001年後半に経済は傾き、4~5年後に経済は回復し、バブルが発生しました。
しかし、2008年にバブルは弾け、4~5年後に経済は回復し、現在に至ります。
これらが示すアメリカ経済の流れの中で、我々が教訓にすべき事は沢山あるように思えます。
買った証券や、不動産の値が上がれば、「喜び」や「幸せ」を感じます。
逆に、その値が下がれば、「悲しみ」や「不幸」を感じます。
どなた様も、「悲しみ」と「不幸」の為に、時間やお金を投じているはずがありません。
何が言いたいか? と言いますと・・・。
「上がれば喜び」、「下がれば悲しみ」という2つの結果しか無い世界で、「喜び」を長く着実に育てる為に「何を学ぶべきか?」 という事です。
実際に、プロの投資家も、勝ちと負けを繰り返しています。
素人とプロの大きな違いを一つ挙げるならば、「いかに勝つか?」 というよりも、「なぜ負けたのか?」の原因の究明に凄くこだわっている点だと思います。
大切な事は、敗因としっかり向き合い、冷静にその原因を突き止めて、少しでも負けないように努力をすることだと思います。
「1回の勝ち」を得る為には、時として5回負ける事もしばしばです。
1回あたり3000ドルの投資だとして、6回に1度の割合で勝つとします。 この事例の場合、勝率は16%で、負ける確率は84%となります。
つまり、物凄く負ける確率が高い投資という事になりますので、着実な投資とは言えません。
1回の勝ちにこだわるのでは無く、「いかに勝つ確率を高めるか?」
→ 一番確実な方法は、数をこなすことです。
経験の数が多いほど、より良い実績も比例して多くなっていきます。
言い替えれば、 「沢山勝つ人ほど、沢山負けている」という事なのです。
本当のプロと呼ばれる人は、本業としてその仕事をされている方を言います。
投資にしても、「不動産」「証券」「保険」「ビジネス」など、種類は多岐に及びます。
その道で本業としている仕事をされている方は、ちょこっとかじった程度の知識と経験がある人よりも、専門の領域で、沢山、負けている分だけ、勝率も高い結果を導き出せるのです。
私も投資を分散していますが、自らの本業(*保険)以外の投資は、その道の仕事を本業とされている方に依頼しています。
厳しい考えかも知れませんが、個人的に「色々な種類の仕事をしている方に、専門分野におけるプロはいない・・・」とさえ思っています。
「お金や資産を膨らませたい」
誰でも、そう願うはずです。
1. 増やす方向 と、 2.減らす方向 の2つに分けて考えます。
この場合、2つの結果が関わって来る要因に分解して考える必要があります。
「お金や資産を増やしている人」は、意識的にも、無意識的にも、この作業に似たことを考え、実践しています。
ここでは詳しくは触れませんが、「増やす要因になる行為や考え方」と、「減らす要因になる行為や考え方」に分けて、自分の状況を把握することが大切です。
何が理由で増えていくのか、何が理由で減ってしまうのか?
この点をきちんと頭と心で受け止めて、理解してはじめて、本当の目指すべきゴールが見えてくると信じています。
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