世界的な異常気象の影響もあってか、ここカリフォルニアでは、深刻な水不足が問題視され続けています。
海を含めた地球上の水で、飲料として可能な水の比率は、何と「1%にも満たない・・・」そうです。 つまり、飲み水は、湖や川などの水を飲料用に蒸留されているものばかりなのです。
改めて、身のまわりの水との付き合い方を見直したいという気持ちになりました。 水の出しっ放しは言語道断!
一人一人の意識を高めて、限りある資源に関する情報を発信すべきだと思いました。
同時に、この水問題に改めて触れてみて、「世の中の富の配分にも似ている・・・」と感じてしまいました。
充分に足りている人と、全然足りない・・・と叫んでいる人。 大多数の人が「足りない」と感じ、ごく僅かの人が「足りている」状況。
こういった状況は、おそらく、「場所や時代を問わず、いつも同じような状況が繰り返されてきた」ような気がします。
「足りている状況」は人々の理想とされ、「足りない状況」は改善すべき課題として取り上げられます。
水と同じで、お金の問題も「足りている」状況が取り上げられる事はほとんど無く、「足りない」状況をどうすべきか? ばかりが取り上げられています。
何が言いたいか? と言いますと、「足りている」状況を目指しているにも関わらず、『何故、足りている状況を調査、分析しようとしないのだろう・・・』という点です。
この点は、私自身、社会人になって仕事を始め、お金を稼ぐようになってから、「慢性的に心の中で悩み続けて来た問題」でもありました。
たどり着いた答えの一つに、「お金が足りている人」に対する誤解が、その問題解決の邪魔をしていた・・・という点です。
特に日本人に多い「清貧の考え」 (※貧しくても、清く正しく生きる方が素晴らしいという考え)が、背景にあると思っています。
「清く、正しく、美しく」とは、聞こえは素晴らしいですが、今の現実社会において、過信するのは大きなリスクだと思います。
お金や精神的にも豊かになれる状況は、達成するには幾多の困難があるはずですが、誰もが憧れる状況では無いでしょうか?
逆に、お金にも精神的にも貧しい状況は、たまたまそういった境遇に居合わせてしまう事があれども、あえて目指している人はいないはずです。
正しい事をするほどお金はついて来ない・・・と考える思考は、どこか間違っていると思えてなりません。
多くの人や、社会に求められる仕事をされている場合、「多くの貢献」を行っている事に直結します。
本当の意味で「人や社会に貢献をしている事業」には、富が与えられて当然だと考えます。
生きていく上で絶対に必要な「水」について考えることは、生活していく上で絶対に必要な「お金」について考えることと同じです。
水不足の問題を耳にして、「節水が必要」と思い実行することは、結果的に限りある資源を有効活用している為、社会貢献をしている事になります。
「水の問題」も「お金の問題」も、結局は、みんなの問題 なんです。
無い人同士が慰め合って、何とかなるさ・・・とやり過ごすのでは無く、うまく増やす事が出来た人に学ぶ必要があります。
問題である「足りない」という状況をしっかり直視することから、「じゃあどうやって増やそう」という策が生まれます。
一度きりの人生です。
もうこれで良いや・・・とやり過ごすのでは無く、「足りない」としっかり向き合って、「じゃあどうしよう!」を我々と一緒に考えていきましょう。
ご自身と真剣に向き合う人の思いに応えたい、常にそう願っています。
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