早いもので、渡米してちょうど丸13年が経過しました。
私は、幼少の頃から漠然とアメリカに行きたいという思いを心に抱き、10代後半に突然やって来た経済的危機を体験し、本格的に渡米を強く決意し、今に至ります。
日本で生まれ、日本で育ち、特別に英語教育をしてきた訳でも無い状態でしたので、言葉と文化の壁を越えるのはとても苦労をしました。
記憶はおぼろげですが、確か17歳くらいの頃に、自分がどんな大人になっていたいのか? を思い悩み、色々な道から生きる道を一つしぼり出したような記憶があります。
2001年8月25日に渡米しました。 当時、まだ24歳でした・・・。
その1週間後にやってくる25歳の誕生日をアメリカで迎えることを、一つの人生の目標にしていました。
決して大げさな表現では無く、大学を卒業して日本で働いた3年間は、今でも同じ事が出来ないと言い切れる位、ハードな日々を過ごしていました。
普通に社会人として営業職に就いて、深夜のコンビニエンス・ストアーの店員のアルバイトも掛け持ちしながら、不器用ながらも渡米資金を貯めました。
その当時の、お金を貯める一番の目的は、「自分が人生で目標とした渡米して幸せになる」ことを叶える為でした。
周囲で気にかけて下さる先輩達からは、「馬鹿な考えは捨てて、安定した道を歩め」と、何度も諭されました。
若くて無知だった上に、守るべき立派な役職も無かったという立場から、「何の保証も無い異国の地で幸せになる人生」を目指して、アメリカに飛び立ちました。
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年月を経て、アメリカ生活の「大変な部分」と、「素敵な部分」の両面を経験し、改めて実感することは、「信じる道を歩めて幸せだ」と思えることです。
結局のところ、楽しいよりも、苦しいの方が多いのですが、幸せと思える理由は、自分で選んだ人生を生きている実感があるからです。
どなた様でも、生きていく以上、お金を稼いで、何とか食べていく必要があります。
私が思う豊かさの定義とは、「どう生きるか、自由な選択肢が与えられているか、いないか」だと思います。
「失敗か、成功か? 貧乏か金持ちか?」も、確かに生きていく為の大切な座標軸となるでしょう。
しかし、「やりたかった事を実行するのと、実行しない」のとでは、一度きりの人生における実感が異なって来るはずです。
やりたかった生き方を選ばなかった場合、きっと後に「後悔」が残るはずです。
人生を正しく生きていく道筋は、無数に存在すると思います。
同時に、自分や(*家族のいる方は)ご家族を幸せに出来る方法も、無数に存在するはずです。
お金を稼がなければいけない一番の理由を作っているのは、その本人のライフスタイルです。
毎月の家賃が1,000ドル、車のローンが200ドル、食費や光熱費が800ドルの方は、毎月最低でも2,000ドルが出て行く訳です。
この支出(*ライフスタイル)を生み出したのは誰でしょう?
賃貸契約を組み、カーローンを組み、食費や光熱費も使った分の代金を支払っているのは、その本人が決断した選択がもたらした結果です。
豊かになる人と、豊かになれない人の大きな差とは、「稼ぐお金に対する貢献」を意識しているか否か? だと思っています。
お勤めの方の場合、「自分がいただいているお給料やベネフィット以上の貢献が会社に対して出来ているか?」を、少々、自分に厳しい目線で意識する必要があります。
自分で経営をされている人も同じで、「自分が行っている事業が、人様や社会にとって、どれだけ貢献出来ているか?」を、少々、自分に厳しい目線で意識する必要があります。
自分に甘い目線で意識・判断している場合、世の中の評価と大きくかけ離れた結果が現れるようになっています。
つまり、自分に厳しい位の管理能力、自己管理が出来てこそ、人様や社会から得られる評価の精度は高まっていくと思えるのです。
誰しも、損するよりも、得をしたいと思っています。
人様や社会に貢献する為には、たゆまない努力と、自分を律する気持ちで仕事に取り組む強い覚悟が無くては成り立ちません。
自分の損得で物事を判断するよりも、人への貢献や、人の喜びをとことん追い求める思考を磨いた方が、結局は、自分が求めている領域に早くたどり着けると思っています。
世の中の豊かな方の多くは、*全然当てはまらない方もおられますが(笑)、大抵は、自分が手がける仕事を通じて、人様や社会全体に、大きな貢献を提供している人達がほとんどです。
もう十分だと思えるほどの財を築くまでに、人様や社会に対して喜ばれる活動を追及し、実際に貢献をされた方だと思います。
同時に、そういった貢献活動を続ける為に必要不可欠なこととは、「やり遂げようとする信念」と、「始めたからはきちんとやり遂げるといった自己管理能力を磨くこと」だと思っています。
最後に、若い頃にある経営者の方から聞いたお言葉ですが、「豊かな人ほど喧嘩せず」という言葉。
いつも揉め事を抱えている人ほど、他人の幸せよりも、自分の幸せを優先しているので、結果的にやっぱり揉め事に付きまとわれるといった例え話です。
保険とは関係の無いような話ですが、私が皆様と共有したいと思っている考えのコア (*核心)の部分になりますので、どうぞ聞き流してやって下さい。
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