アッという間に、今年も残すところあと僅かとなりました。
今朝、私が勤務する事務所が入っている集合ビルの駐車場では、同じビルで勤務する人に向けたホリデーパーティーが開催されていました。
いつもは車を停めて足早にそれぞれのオフィスへ歩いて行くだけの場所が、憩いの場になりました。
軽食が用意されており、コーヒーを作って下さるサーバーが常駐していたので、旅行に来たような感覚になりました。
そこで何人かの方をお話をしたのですが、たまたまお会いした方々は会計事務所に勤務される方々でした。
今年を振り返ってどうだったか? という話題になり、印象的だったお話は、全体的な景気は鈍化してきているという点でした。
特に、製造関連の企業は、とにかく物流が鈍化している影響で、注文を受けても作る為のモノが届かない状況が長期化しているそうです。
確かに、各地に展開するBest Buyと呼ばれる電化製品を販売するお店に行っても、欲しい在庫はお店に無く、オンラインで探してと言われました。
ロシア・ウクライナ戦争と、コロナの影響で、物流関連企業の流れは鈍化し、多くの販売店がオンラインに取って代わられました。
私自身、以前は、オンラインで買い物はしませんでしたが、店舗にモノが無くなってしまった今、そんな事を言っていられなくなりました。
実際、去年、ずっと避けてきた「Amazon Prime会員」に初めて加入し、その恩恵を受ける機会も多数ありました。
確かに、ワンクリックで購入できることは大変便利ですが、気を付けなければ過剰な浪費が習慣化するリスクもあります。
おそらく、世界で一番オンラインショッピングをされる国民は中国人で、次いでアメリカ人なのでは無いかと思います。
お金を消費出来る力は、その国の経済力を如実に表しますので、世界のGDPランキングは、中国が1番になる日も遠くないと思っています。
2022年度のアメリカの経済を振り返りますと、とにかく全体的に株式相場が下落基調で、常にインフレと戦い続けた1年だったと思います。
FRBは、過去に例を見ないほどの大幅な利上げ政策を断行し、粘着質のある高インフレの抑え込みに奮闘しています。
急激な利上げは、株式相場に対する劇薬となる要素がありますが、アメリカの市場は抵抗しつつも、ある程度は織り込んでいると感じます。
つまり、アメリカで経済活動をする多くの人々は、健全な市場を保つ為ならば、ある程度の痛みを受け入れる覚悟が出来ていると思うのです。
この点は、アメリカ経済が本当の意味で底堅く、強い証拠にもなり得ると思います。
アップ&ダウンを繰り返す経済の波を予測することは大変困難ですが、多くの人が未来に向けて願う気持ちは「より良い」ものだと思います。
より良い未来を願い、信じることで、それが現実に近づいていく気がします。
誰しも、不安や悲しみの実現を願う人などいませんので、結果はどうあれ、より良い未来を信じ、明るい気持ちを持ちたいですね。
「笑う門には福来る」 子供の頃から、私が好きな言葉です。
様々な不安の種は、いつでも、どこにでも転がっていますが、せめて心の中では明るい気持ちを保ち、笑えるように努めたい。
2022年度も多くの皆様のお手伝いをさせていただき、本当に有難うございました。
朝夕が冷え込む日々が続くこの季節、くれぐれも体調管理にはお気をつけ下さい。
2023年度も、どうぞよろしくお願い致します。 皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
イシワダ タカミツ, Agent