過去にも、「贅沢」や「娯楽」について見解を述べましたが、その時に、結構な反響がありました。
どなた様でも、ひっそりとした「贅沢や娯楽」を楽しむ習慣があるはずです。
少し前に、ギャンブル依存症に関するドキュメンタリーを観る機会があり、「自らの経験と重ねた気づき」がありましたので共有したいと思います。
「贅沢や娯楽」と「ギャンブル」はどちらも異なります。
しかし、「生活を守る為に必要な支出では無いという観点」では、どちらも本質的には「同じ種類の支出」です。
「無くても生活出来る支出」
ここにかかっている支出をしっかりと把握することで、有効な投資へ活用出来る訳です。
お恥ずかしい話ですが、私が大学生の頃(※日本)、極貧生活の中でパチンコに夢中になってしまった時期がありました。
※在学中の4年間は、学校に行く時間以外は全て働いており(※仕送り無し)、勉強をした思い出よりも働いた思い出しか残っていません(苦笑)。
充分余りあるお金から、ひそかな楽しみとして娯楽やギャンブルを楽しんでおられる方は良いと思います。 (*酒、たばこ、麻雀、競馬、競輪、なども含む)
しかし、私の場合は、苦しい資金繰りから一瞬でも逃れられる「癒しの効果」と、「大当たりする快感」に酔いしれ、自らを見失いかけていました。
同じような経験をされた方は、この苦しみを理解して下さると思います。 (※経験された事の無い方には、理解し難いと思います。)
当時、「辞めなければいけない習慣」であると頭で分かっていたのですが、「現実逃避」「もしかしたら大当たりするかも」「寂しさを埋める手段」に、見事に負けてしまいました。
「生活を守る為に絶対必要な支出」とは、「衣食住」にまつわる支出です。
つまり、食費や、衣類費、住宅費などが対象となります。
「娯楽やギャンブルが絶対必要な支出では無い支出」という事は、学校では教えてくれない大切な要素です。 (※こういう事を義務教育で教えるべきだと思っています。)
そんな当たり前のことは分かっている!と反論されそうですが、どんなに聡明な方でも、真面目な方であっても、根本的に理解している人は少ないと思っています。
(※特に、一度もギャンブルをした事が無い人が突然ドハマりするパターンや、引退後に突然散財し始める燃え尽き症候群ほど、怖いものはありません。)
お金を増やしたいけれども、全然貯まらないし、増やしていく事が出来ない・・・とお悩みの人に共通する点があります。
それは、「無くても生活出来る支出」に時間やお金を使いすぎている事です。
私がパチンコをきっぱり辞めることが出来た大きなキッカケは、「25歳までに渡米する決意」でした。
強く決意した直後に、まず考えたことは、「無くても生活出来る支出を極限まで減らす努力」でした。 (※とても難しい事ですが、成せば成ります。)
人は誰でも、「もしかしたら・・・」と思える夢や希望を目指して、初めて「頑張ろう」というモチベーションが生まれるものです。
「夢や希望を思い描く」ことに、お金は一切かかりません。
ですので、誰にでも与えられた権利である「夢や希望を思い描く」ことから始めるべきだと思います。
誰にからかわれようとも、笑われようとも、「自分が思い描いた夢や希望」を、ただひたすら追い求めることが大切だと思います。 (※それが本当の決意です。)
本気で追い求めていると、暇な時間が無くなっていきます。
同時に、寂しさや虚しさも、どこかに消滅してくれるでしょう。
成功者に共通する点とは、彼等はいつも忙しいという事です。
何に忙しいのか? と言えば、誰かに貢献する活動に追われているので、必然的に忙しくなります。
お金の為に忙しくされている方は、一般的に守銭奴とののしられたり、嫉妬の対象になりがちです。
しかし、キッカケは「お金持ちになりたい」でもOKだと思っています。
何故ならば、結局、どなたかの役に立たなければ、求めている幸せ (※お金も含む)は与えられないと考えているからです。
「無くても生活出来るお金」からしか、財形貯蓄や投資に回せるお金は生まれません。
「生活を守る為に絶対必要な支出」は削れませんので、結局のところ、「無くても生活出来るお金」から利益が生まれる策を練る必要があるのです。
依存的にはまってしまう支出の多くは、「無くても生活出来るお金」の種類です。
決して、「趣味や娯楽にかける支出を全て省きましょう」という意味ではありません。
貯める、増やす活動には、「忍耐」と「管理」といった苦しみが伴いますが、一緒に頑張っていきましょう。
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