【医療保険業法最新ニュース (2017年7月1日より施行)】
今回は、2017年7月1日よりCalifornia州で実施される最新の医療業法について情報提供を致します。
「*California Assembly Bill (AB) 72 Out-of-Network Coverage and Member Cost-Sharing」
(California州が対象:2017年7月1日から施行)
以前より、患者が加入している医療保険を受け入れる 「In-network facilityの病院やクリニック」に行かれたにもかかわらず、その病院が委託する外部の医師(Physician)や、Lab (*精密検査などを行う医療機関)など がOut-of-network である場合、Out-of-network のレートで医療請求書が届くという問題が勃発しておりました。
このような問題を回避する為に、AB72の法案が施行される運びとなりました。
仮に、医療サービスを通じて、患者の所持する医療保険が定める自己負担額以上の金額が請求された場合、請求元の医療機関は「30日以内に返金を行う義務」があるとされております。
(※例えば、下記の事例を参考になさって下さい。)
どんな医療保険にも、Annual out-of-pocket maximum (※医療費に対する年間における上限額) のルールが組み込まれています。お持ちの医療保険のAnnual out-of-pocket maximumが「6,250ドル」の場合、仮に10万ドル以上の高額な治療を受けた場合でも、「6,250ドル以上は全て医療保険が費用をカバーする」という事です。
*注意すべき点*
どんな時でも、通われる医療機関 (※医師や病院、クリニック)が、ご自身が加入している医療保険のIn-networkに加盟しているかどうか? を 慎重に確認なさって下さい。
*ご自身が加入されている医療保険を受け入れる医師や病院の検索・確認の方法*
1.加入されている医療保険を提供する「保険会社のホームページにて検索する方法」。
2.保険代理店を通じて医療保険に加入されている場合、「加入申請をサポートされた保険エージェントに調べてもらう方法」。
3.加入されている保険のIDカードに記載されている「Customer Serviceの電話番号に連絡する方法」。 (※E-mail, FAXなどにて対応してもらえます。)
今後も引き続き、皆様に有益な情報提供が出来るよう、保険業法の移り変わりを始め、業界の動きを注意深く見つめていきたいと思います。
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