ついこの前に年が明けたなぁと思っていたら、すでに2月も中盤に差し掛かっています。
昨年から今年にかけまして、常に意識してしまう点は、アメリカ経済状況を表す「株価が非常に好調である点」です。
特に目が行きがちなのは、NYダウ平均株価が、昨年から継続的に最高値を更新し続けている事です。
株価のみならず、住宅の売買も堅調な伸びを示していますので、アメリカの実体経済は良くなっていると認めざるを得ません。
その一因として考えられるのは、昨年の12月20日にトランプ大統領が実施した「減税法案の成立」が後押ししていると思われます。
これほどの大幅減税が実施されたのは、実に30年ぶりの大改革でありました。
乗り物で例えれば、どんな車も自転車も、走らせ続けていなければ、あちこちがサビ付いてしまいます。
それと同じで、”経済も常に循環し続けなければ、あっという間に滞ってしまう”習性があります。
今回実施された減税案で、一番恩恵を受ける対象が、法人(※企業)です。
連邦法人税率は、2018年から、35%から21%に下げられました。 この点を踏まえますと、国内外の資金還流の循環は、確実に良くなるはずです。
リーマンショック以降、10年以上も続く歴史的な低金利政策を行ってきたアメリカ。 ここに来て、ついに利上げをせざるを得ない状況に直面しているように思えます。
【2017年度に向けた Tax Returnの締め切りは「2018年4月17日 (火曜)」です】
早い方は、昨年に向けたTax Return (確定申告)を、すでに進めておられる状況だと思います。
お仕事を通じて収入がある方の義務として、Tax Returnは毎年行う義務があります。
ただ単純に、Tax Returnを行って終わり! では、老後に向けたまとまった資金作りは難しいと思います。
今回は、効果的 (※節税効果がある) 貯蓄プランについて、「個人とご家族に向けたプラン」と、「事業主に向けたプラン」をご案内致します。
【Traditional IRA (個人年金プラン) で賢く貯蓄】 (※個人・家族向け)
確定申告 (※Tax Return) を行うシーズンとなりました。 今年はいくら戻って来るかな? と楽しみにされておられる方もおられると思います。
そうかと思えば、Tax Return時に、納税を行わなければならない方もおられるはずです。
お金が戻って来る方とは、その分、支払うべき税金を多く収めてきただけのことです。
その逆で、余分に税金を支払わなければいけない方は、得た収入に対して、本来納めるべき税金を支払って来なあかったという事になります。
収入に対して課税される税金のことを、Income Tax (*所得税)と呼びます。
この所得税の控除対象となるプランで、老後(※59歳と半年以降)に引き出すことが出来る年金プランのことを、Traditional IRAと呼びます。
2017年度のTax Returnに向けた貯蓄と、節税が可能となるTraditional IRAへの拠出限度額は、「5,500ドル (*50歳まで)」、または、「6,500ドル (*50歳以上)」となります。
【SEP IRA (Simplified Enployee Pension Plan) で賢く貯蓄】 (※事業主向け)
事業を経営されておられる方で、事業経営も順調で収入も高めである場合、上記の個人年金では、控除額が少なすぎるといった可能性があると思います。
そういった方に向けた貯蓄と、節税に向けた年金プランの一つに、「SEP IRA」がございます。
SEP IRAは、Sole proprietorship (*個人事業主)をはじめ、Partnership、Corporation (*S / C)、LLC、LLPや、Nonprofit Organizetionなど、多くの事業形態に対応したリタイアメントプランです。
こちらのプランに拠出出来る金額は、年収の25%までの、具体的には、最高54,000ドルまで (※2017年度)と定められております。
企業向けのリタイアメントプランとして耳馴染みのある「401k」は、毎年、拠出し続けなければいけません。
しかし、SEP IRAの場合、毎年拠出し続ける必要が無い為、経営状況に応じて、オーナーが拠出するか否かを自由に決められる”柔軟性”を持ち合わせています。
※個人向け年金プランも、事業主向け年金プランも、本来、「リタイアメント資金を積み立てる目的」でありますので、節税効果が認められています。
59歳と半年までの早期引き出しには、ペナルティーや、課税対象となりますので、十分注意が必要です。
ご自身でTax Returnの処理が出来る場合は、リタイアメントプランに拠出出来る金額の確認は可能であるはずです。
お勧めの確認方法は、Tax Returnの専門家 (※会計士 / CPAや、税理士 / EA)の方に相談をされた上で、リタイアメントプランに拠出出来る金額の確認を行ってもらう事です。
「老後の資金作りに向けて、何かやらなければいけない」であったり、「何から始めれば良いか分からない」いった方は、お気軽にご相談下さい。
リタイアメントプランは、1.毎年やり続ける必要があるプランと、2.出来る年だけやれば良いプランがございます。
弊社では、自由度の高い「2.出来る年だけやれば良いプラン」を中心に、皆様のリタイアメント資金作りに役立つお手伝いをさせてもらっております。
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