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富(Wealth)と教育(Education)の相関関係

今年のカリフォルニアは例年よりも雨が多い感覚ですが、徐々に夏の到来を思わせる青空が広がってきました。

タックス・シーズンが終わり、今後の資産形成や、リタイアメントに向けてご検討をされる方のご相談案件が増えています。

ライフプランに関するサポートは、向こう30年か、それ以上の長期間お付き合いをさせていただく案件となります。

顧客の多くは、ここ暮らすローカルの人々が占めますが、駐在員や、研究員のご相談も少なくありません。

 

生命保険に関しては、Term Life Insurance (いわゆる、掛け捨て型)のプランは、必ず加入する価値があると自負しています。

特に、アメリカで販売されるTerm Lifeは、死亡保障金に対する保険料が、日本とは比較にならないほど割安です。

例えば、30歳の男性(※非喫煙者)で、死亡保障金25万ドル・保証期間20年間の場合、月額保険料は14ドル程度です。

日本のインターネット販売で安いと言われている生命保険と比較しても、断然、アメリカの方が割安なのです。

 

アメリカで販売される積立型の生命保険は、適用される平均利息は、4.00%以上となります。

プランによっては、運用益が10%以上適用されるものもありますので、魅力的な複利の恩恵が得られます。

 

何故、アメリカの生命保険や年金プランは、日本よりも優れたパフォーマンスのプランが多いのか?

その理由はいくつかございますが、一つに、日本は少子化である為、保険加入者数は目減りしていく現状があります

逆に、アメリカは少子化では無く、国際的に見ても、米ドル通貨の信用度が世界一である点が影響しているのだと思います。

 

その国の豊かさを測る上で、一つの軸となる要素とは・・・⁉

私は、教育水準だと考えています。

高価格帯の不動産が集中する地域に共通する点は、治安の良さもありますが、

やはり良学校区であるということです。

 

 

2019年度版・世界の大学ランキングのTOP 20を見ると、何とアメリカの大学が15校も占めている状況です。

私自身、日本で暮らしている時は全く知りませんでしたが、アメリカは、世界一、教育熱心な人が集まる所なのです。

特に、カリフォルニアの優秀な学校は、圧倒的にアジア系が大多数を占めます。

中国を筆頭に、韓国、タイ、ベトナム、マレーシア系など、黒髪の学生が過半数を占めるのでは無いか? と思えるほどです。

 

留学生の数も世界一ですが、現地育ちも沢山いる中、学生生活は自由で楽しい…印象よりも、過酷な要素が多いと思います。

そして、何よりも、その子達を育てる親御さんの教育熱も高く、そこに投じる情熱とお金も相当なものです。

ここ10年ほど前までは、私のように貧乏学生で渡米して、必死に生き抜いてきた人も沢山いたように思います。

しかし、ここ10年ほど前からは、国外の富裕層のご子息が、アメリカの大学を目指して集まっています。

 

世界中に存在する富裕層は、余りある財力の矛先を、子供の教育に投じています。

結局のところ、富を得た親が、子に残せる価値ある対象が、より良い教育という結論に達するのでしょう。

この事実は、元々裕福な環境下で育った方にとっては常識ですが、そうでは無い状況で育った方は気づかない事実です。

ほとんどの人は、元から豊かな状況で生まれ育ってはいませんので、この法則を早期に知ることが重要だと思います。

 

確かに、行き過ぎた教育は、健全な子供の育成の足かせになる要素が大きいと思います。

しかし、優れた教育ほど、厳しい競争の中から生まれるといった点は、誰しも否定出来ない事実でもあります。

 

富める人とは、がある者の中から生まれると考えます。

※ここで言うところの「知」とは、学歴のみならず、自分で物事を考えられる「知恵」の要素が大きいです。

「無知」から富が生まれないように、現実を直視するほどに、を磨く為の教育の重要性が浮き彫りになります。

お金を稼ぐ能力だけで人の優劣を測れませんが、知を磨くことは、厳しい世の中の生き抜く上で不可欠だと思います。

 

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