日本語フリーダイヤル : 

888-717-5552
ご相談・お見積もり
お知らせアメリカ生活

20周年を迎えました

2005年12月に始めた「保険代理店事業」は、今年でちょうど20周年目を迎えました。

 

現在お手伝いをさせていただいている皆様、過去にお手伝いをさせていただいたすべての皆様へ。

「ありがとうございました。」

 

 

 

👇過去20年間に起きたアメリカ経済 (※金融・保険)のイベントをまとめてみました。

 

2005–2007:住宅バブル終盤 → “与信”が主役に

  • 米住宅・信用拡大がピーク圏。住宅ローン由来リスクが金融システムに蓄積し、後の危機の土台に。

  • 家計の“レバレッジ化”が進み、**医療費リスク+所得喪失リスク(生命保険)**の重要性が上がる局面。


2008–2010:金融危機 → 規制強化と“制度”の時代へ

  • 2008/9/15 リーマン破綻で世界的信用収縮が加速。

  • 危機対応として**TARP(不良資産救済)**などの金融安定化策が実施。

  • FRBは**QE(量的緩和)**など非伝統的政策を本格運用(景気下支えの“新常態”)。

  • 2010/7/21 ドッド=フランク法成立:金融機関の規制・監督、消費者保護(CFPB等)の枠組みが強化。

  • 金融不信の反動で、顧客は「仕組み」「開示」「保全」に敏感に。コンプライアンスと説明責任が業界の共通言語に。


2010–2014:ACA(オバマケア)で医療保険が構造転換

  • 2010/3/23 ACA成立:保険市場のルールを大幅刷新(補助金、既往症、マーケットプレイス等)。

  • 2012 最高裁(NFIB v. Sebelius):個人義務(mandate)は“課税権”として一定容認、一方でメディケイド拡大は州の選択余地が拡大。

  • 2014 本格実装(マーケットプレイス稼働等)

  • 個人市場は「価格」だけでなく、補助金・加入ルール・更新管理が価値提供の中心に。家族のライフイベントと制度適用を結びつける運用力が差別化に。


2015–2019:低金利の長期化と政治イベント(不確実性の常態化)

  • 低金利環境が長期化し、“利回り前提”の商品設計は保守化。年金・退職設計は「保証」と「流動性」のバランスがテーマに。

  • 2016 Brexit(EU離脱投票):市場は不確実性を織り込み、政策リスクが資産価格を動かす時代を象徴。

  • 2018–2019 米中貿易摩擦(関税合戦):サプライチェーン再編がインフレ/企業収益に波及しやすい構造へ。

  • 家計・法人ともに「先が読めない」前提が強まり、**カバレッジの優先順位付け(守る順番)**が価値に。


2020–2021:コロナで“生活防衛”が最優先に

  • 2020/3/27 CARES Act(大型経済対策):給付・失業給付拡充・PPP等で急落を止血。

  • 雇用・所得変動が激しくなり、医療保険の継続性(失職・自営・移行)、法人は福利厚生の設計見直しが増える局面。


2022–2023:インフレと急速利上げ、地政学ショック

  • 2022/2/24 ロシアのウクライナ侵攻→エネルギー価格とインフレに強い圧力。

  • FRBは2022–2023に急速利上げ、**2023/7に5.25–5.50%**へ到達(その後もしばらく高止まり)。

  • 2023 地域銀行の破綻(SVB等):金利上昇局面の資金繰り・ALMリスクが顕在化。

  • 金利上昇で年金・貯蓄系商品の設計余地が戻る一方、家計は物価高。**「保険料負担の最適化」×「必要保障の死守」**が現場テーマに。


2024–2025:薬価・制度運用の再設計、そして“金利転換点”

  • IRA(インフレ抑制法)由来のPart D再設計が本格化:2025年にカバレッジギャップ廃止等の制度改定が進む。

  • **Part Dの自己負担上限($2,000)**など、薬剤費の家計インパクトを抑える方向の制度変更が進行。

  • 2025 マーケットプレイスのIntegrity(不正加入対策等)強化ルール:加入・変更プロセスの健全化が政策テーマに。

  • 強化されたACA補助金が2025/12/31で期限という前提で、2026に向け保険料負担増が論点化。

  • 2025は主要中銀が利下げに転じたとの整理もあり、金利局面が“引き締め→調整”へ。

  • 直近は「金利」よりも、**制度変更(薬価・補助金・加入ルール)**が顧客体験を左右。運用は“昔ながらの丁寧な保全”が一段と効く局面。

 

>>

 

私自身、2001年の8月に渡米しました。 渡米した直後に、あの「911」のテロが発生しました。

その影響もあって、労働ビザ、永住権の取得までに10年以上もかかりましたので、移民の方が抱える困難は、骨身にしみて理解出来ます。

 

◆(心の奥底から)

・見ようとしたものしか見えてこない。

・得ようとしたものしか得られない。

・たどり着こうとしたところへしかたどり着けない。

 

◆ずっと胸の中にある、「大海原で進んでいく一隻の船を操縦しているような感覚」について。

常に変わりゆく「風や波」に気を付けながら、常に変わらない「羅針盤」が示す方角を確認する。

どんな時も、変わる対象と変わらない対象へ、経営の意識をバランス良く配分させることが重要。

・「風や波」とは、トレンド (流行)を捉えた保険商品を深く学び、より良いプランの提供に努める。

・「羅針盤」とは、結局、当たり前のことを「きちんと」(正確に・迅速に) 行う。

 

本年も大変お世話になり、心よりお礼申し上げます。

2026年度が、皆様にとって実り多い 1年となりますよう、祈念させていただきます。

どうぞ良い年をお迎えください。

 

Copyright 2025 © Ishiwada Insurance Agency, Inc. All rights reserved.