去る10月12日、僭越ながら、日本から視察でお越しの企業様に向けたセミナーを開催させていただきました。 (@Torrance / Miyako Hybrid Hotel)
今回は、「全国共済農業協同組合連合会 (JA共済)」様に向けたセミナーで、アメリカにおける保険ビジネスの実情などをご説明させていただきました。
日本を代表する保険会社の1つである企業の皆様を前に、緊張は隠せませんでしたが、自分なりに精いっぱいお話をさせていただきました。
質疑応答の場では、ご参加いただいた皆様からは、積極的な質問を沢山いただくことが出来、大変光栄でした。
日本とアメリカ、事業を行う舞台は異なりますが、保険サービスを通じて、人や社会の役に立ちたいという思いは同じです。
ご参加いただいた皆様、貴重なお時間をいただき、本当に有難うございました。
弊社の場合、私自身が日本人ということもあり、元々はカリフォルニアで暮らす日本人のお客様や、日本から進出された企業様が顧客の過半数でした。
しかし、創業時から現在に至るまで、リーマンショックや、Covid-19などの影響で、日本人のお客様は減少傾向で、現地のお客様の比率が過半数となりました。
取り扱う保険商品も、約5年から10年の周期で入れ替わっていく傾向があり、とにかく変化に順応することが大変なビジネスではあります。
AIの技術革新が進み、各種保険の購入サポートは、オンラインなど人的サービスのニーズは減り続けています。
そのような流れの中でも、常に人に相談して決定に至るまでのサービスのニーズは、ゼロにはならないだろうと思っています。
理由はシンプルで、人が作ったサービスである限り、「温かみのある人の心がこもった説明やサポートは常に求められる」と思うからです。
保険商品を頭で理解することは、実際、数をこなしていく上で慣れていくもので物凄く難しい対象では無いと思っています。
しかし、変化の激しい日々の中で、非常に多種多様な保険商品を正しく理解し、その方に合ったプランを見抜く為には、現場における経験が求められます。
それは、Youtubeの情報だけですぐにお寿司が握れないのと同じで、その道の職人さんの知恵と情熱ありきで、価値あるお寿司が生まれる過程と似ています。
もちろん、人類が生み出すテクノロジーの発展で、既存のビジネスも生き残り方は変化していくことは避けられないはずです。
そう遠くない未来に、空を飛ぶ自家用車も生まれるだろうと本気で信じています。
そんな便利が詰まった未来になれども、人間が主役となる限り、人を通じたサービスの価値は逆に高まっていくのでは無いかとも思うのです。
思考停止、その他、現実逃避や、極度な楽観は、事業の衰退を招くのも事実です。
つまり、物事は発展する為に変化し続けるものですので、我々もその変化に順応していく為に切磋琢磨していくことが必須であると思います。
Copyright 2023 © Ishiwada Insurance Agency, Inc. All rights reserved.